高血圧の原因

高血圧の人は国内に約3000万人以上もいるそうですが、高血圧の原因にはどんなことが挙げられるでしょうか。はっきりした高血圧の原因が分かるのは、患者全体の10パーセント程度とされ、多くの場合は原因不明とされるようです。高血圧の原因は、食事や運動不足、ストレスなどの後天的な要素と、血圧がもともと上がりやすいなどの遺伝的な要素が互いに絡み合って発症するとされ、はっきりとした理由がつけにくいようです。高血圧に罹る方の8割以上が、本態性高血圧と呼ばれる原因不明の高血圧ですが、遺伝的な要素に注目してみますと、親が両親とも高血圧の場合、子供は二分の一、片方の親のみ高血圧の場合は三分の一の確立で発症すると言われています。いかに遺伝的要素と高血圧の関係が深いかは、両親とも平常の血圧だと高血圧になる確立が1/20になるということからも分かると思います。ただ、高血圧の発症には食事や運動などの影響も大きいです。日本人に多い高血圧ですが、その原因は塩分にもあります。昔から、梅干やお漬物、干物など塩分が多く含まれる食べ物が日本人の食卓には登場してきましたし、さらに加工食品や外食化が進んだ現在は、食事で取る塩分の量が心配されています。遺伝的に高血圧になりやすくても、高血圧の原因は食事など個人差もあるので、詳しい検査を受けて生活習慣を改善していくことも大事です。また、高血圧と肥満に関して言えば、心臓は血液を肥満で肥大した体の隅々にまで行き渡らせるために圧力を上げるので、高血圧になってしまいます。

高血圧の症状

高血圧の主な症状は、肩こり、めまい、息切れ、動悸とされています。血圧をマメに測り、わずかな体調の変化も見逃さないことで、早期発見できるでしょう。高血圧が疑われる場合は、医師の診察を早めに受けましょう。高血圧の症状は個人差が大きく、高血圧だと診断される過程も人それぞれです。ふとした事から診察を受けて高血圧が判明する場合や、定期検査で分かる場合などがあります。ここでは、臓器別に高血圧で起こる症状を紹介します。心臓での症状は、動悸や息切れなど、圧迫感を感じたり、締め付けられるような苦しさを感じる人もいます。心臓と関連が深い高血圧は、心臓のポンプ機能に負荷を掛けている事もあり、症状が心臓に現れる方も多いようです。高血圧での脳の症状は、頭痛・めまい・耳鳴り・肩こりで、人によっては物忘れ、不安感、手足の痺れを感じるケースもあるようです。腎臓への負担も、高血圧では増します。血管が高血圧の影響で脆くなり、血の巡りが悪くなった結果、腎臓の働きが弱まってタンパク尿や体がむくむ症状が出ます。高血圧はさらに、疲れ目になったり、網膜の動脈を細くして高血圧性網膜症の発症など、視力障害を引き起こすといいますので、注意が必要です。

食事療法

高血圧の食事療法についてです。高血圧の方の食事には、栄養バランスが良く塩分少なめのレシピがおすすめです。それだけでも血圧をコントロールし、下げる効果があります。塩分の取りすぎは高血圧の症状を悪化させる原因となります。摂取量には気を付けてください。高血圧治療ガイドラインによれば理想的な塩分の摂取量は6gが目標とされています。平均的な日本人の摂取量が約12gなので、普段から塩分の多い食べ物を私たちは食べているんですね。血圧を下げるために急に塩分の少ない食事にすると、味気なくて逆にストレスが溜まる事もあります。上手な減塩方法は、1gずつ徐々に減らしていくなど、時間を掛けることです。塩分が少なくてもおいしい食事になるように、ネギや生姜などの香味野菜をたくさん使ったり、出汁を効かしたり、スパイスを利用したりすると、味付けの不満も減らせるでしょう。また、食べすぎを避け、腹八分目の食事をする事も高血圧治療では大切です。肥満気味で高血圧の方は、食べる量を減らし、早食いも止めてゆっくり良く噛んで食べると、満腹中枢が働いて食べすぎを予防できます。

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